小山田圭吾問題は大会組織委員会が一番悪い
ついにオリンピックが始まった。
開催自体の反対や開催直前に辞任・解任騒動など色々あったがついに幕を開けたわけだ。
私自身はオリンピックにあまり興味がなかったので開会式を観ていないのだが、知人に聞くところによると開会式ではゲーム音楽のほかクラシックの「ボレロ」や、ジョンレノンの「イマジン」が流れたそうだ。
国際的に知名度がある日本のゲーム音楽は良いとして、「ボレロ」や「イマジン」は正直謎の選曲だ。きっと本当は小山田氏が作った曲が流れる予定だったのだろう。
小山田氏のいじめ問題はとても許されるものではなく、辞任は当然だろう。ただ私が引っかかったのはオリンピック組織委員会のやっつけ仕事の方である。
小山田氏のいじめ問題は音楽好き・サブカル好きの間では有名で、確か以前からWikipediaにも乗っていたし、「小山田圭吾」で検索するとかなり検索上位に出てくるような状態だった。
小山田氏のいじめの件を知っていれば、障碍者のスポーツの祭典というパラリンピックには決して選定できない。
つまり大会のコンセプトにふさわしい人物か下調べもしないで適当に選定したのだろう。というか堂々と組織委員会の代表が「(いじめの件は)知らなかった」とまで言っていたし、やっつけ仕事と言わざるを得ない…
その結果、当然のように炎上した。
さらに一時委員会は養護までしていたが、騒ぎが海外にまで飛び火しそうになると今度は慌てて辞任させた。
コロナは予測がつかない問題だから対処が難しいのはまだわかるが、森氏や小山田氏の問題はコロナは関係なく起こっていただろうし、日本の事なかれ主義を改めてまのあたりにしたというか、オリンピックをとおして日本のダメな部分を再認識されているような気がしてならない。
なぜ組織委員会が痛烈に批判されないのか本当に不思議だ。
オリンピックのすべてを非難しているわけではない。選手の方には頑張って欲しいが、大会組織委員会には多額のお金をかけた分はしっかりやって欲しい。